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放射能から子供を守れ17-「やはり食事対策による内部被曝リスクの回避が最重要だった!」

 8月26日、経済産業省原子力安全・保安院は、東京電力福島第1原発1~3号機と広島原爆から、それぞれ大気中に放出された放射性物質の核種ごと試算値を公表、セシウム137は広島原爆の168.5個分に相当することが判明しました。

これだけ大量な放射性物質が漏出されている中、私は2人の先生の見解に注目しています。

1人目は、

東京大学 先端科学技術研究センター教授
東京大学アイソトープ総合センター長
児玉龍彦 先生

2人目は、

埼玉大学 放射線遺伝学 名誉教授
市川定夫 先生

です。

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1人目の児玉先生は、2011年7月28日の衆議院厚生労働委員会の「放射線の健康への影響」参考人説明で、政府の原発対応に満身の怒りを表明して注目を浴びた話題の方ですが、その中で、

「(線量でなく漏出した放射性物質の)総量が問題。」
「放射線量は1年後、原爆が1000分の1程度に低下するのに対し、原発は10分の1程度にしかならない。」

と原爆との違いを解説して、

「広島・長崎のデータは参考にならない」と「内部被曝の危険性」を説き、諸説ある低線量被曝の影響を議論するよりも「除染」することが重要と述べました。

また、児玉先生は、8月10日に議員会館で行われた勉強会では更に突っ込んだ見解として、

・遺伝子のゲノム解析で低線量の内部被曝による遺伝子の損傷による健康障害は立証されている。
・(遺伝子のゲノム解析で)チェルノブイリで起こっていることは全てわかる。
・低線量被曝が危険かどうかはカビの生えた古い論争。

と喝破してます。

※文字おこし
http://www.tokyopressclub.com/2011/08/2011810_17.html

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 次に2人目の埼玉大学 放射線遺伝学 名誉教授の市川定夫先生は、

「低線量被曝は線量ではなく、何の核種が体の何処に蓄積して内部被曝しているかが問題」

と指摘しています。そして、これによって自然の放射能と人工の放射能の健康に与える影響の違いを述べ、原発事故で漏出した自然界にない人工の放射性物質による内部被曝が危険であると述べてます。

・自然放射性核種 :自然界に存在してた カリウム40,etc
⇒適応進化の過程で生物が遭遇し耐性を獲得してきたもので、体内に蓄積されない

・人工放射性核種 :原子力科学によって生み出された ヨウ素131,セシウム134,セシウム137 etc
⇒原子力によって生み出された人工の核種で生物に適性がなく、体内に蓄積する

(※近年の研究では、自然界に存在するトリチウム、ラドン、ラジウムによる発がんリスクの増加は確認されているみたいです。)

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以前より、外部被曝より内部被曝が危険、空中の放射線量より食材の放射性物質の含有量の方が問題、とインターネット始め市井で騒がれいましたが、両先生の見解から改めて、

★原発事故によって拡散した放射性物質による内部被曝こそが危険!
★呼吸、飲食によって放射性物質を体内に取り込まないことが重要!

ということが分かり、当会の提唱した

みらいの食育くらぶ~被曝を減らす3つの心得!~

一、放射能対策は、花粉・黄砂対策で!
二、食材は、より放射能リスクの少ないモノを選ぶ!
三、ヨウ素・カリウム・カルシウムの足りた栄養バランス食!

http://www.healthcare21.org/index.cgi?no=69

が今更ながら的を得ていてよかったと思う次第です!

 また、今、私たちの杉並区始め、三鷹市など都内の自治体が、保育園、小学校等の放射線量を計測し始めました。そして私たちは、毎時何マイクロシーベルトだったと計測結果に一喜一憂してますが、この空中線量は、計測場所に散らばっているセシウムなどγ線核種の量の目安程度にしかなりません。

 本当に私たちが取り組まなければいけないのは、γ線のみならずα線β線を含む全ての核種による内部被曝リスクの回避です。空中の放射線量に騒ぐ以上に、食べ物・飲み物に含まれる放射性物質に目を向け、より内部被曝を低減する努力を続けなければなりません。

 空中の放射線量に惑わされず、食べ物に含まれる放射性物質の量に注目すべきです!

ファイル 81-1.gif

ファイル 81-2.gif

 上記の映像で東京大学の児玉先生が挙げた国立バイオアッセ―研究センターの福島昭治先生の研究で、ウクライナの前立腺ガン患者は、尿から6ベクレル/リットルの放射能が検出されるとか。

 そう考えると、母乳から2~13ベクレル/リットル、子供の尿から1.3ベクレル/リットル検出は大問題で、政府の微量で問題ないとの見解は信じられません。決して微量じゃない!

まして飲みものの暫定基準200ベクレル/リットルなんて、とんでもない話です。

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